Revew:三谷宏治、守屋淳(2020)「始皇帝と渋沢が推し進めた『標準化』と『金融支援』」(日経ビジネス)
【記事紹介】
三谷宏治、守屋淳(2020)「始皇帝と渋沢が推し進めた『標準化』と『金融支援』」(『日経ビジネス』)
今後日本が経済成長をしていくためにはデジタル化など世界に合わせて「標準化」が欠かせない。これまでの歴史を振り返ってみても、経済の継続的な発展のために「標準化」がなされてきた。
例えばこの記事には、貨幣の統一、通信の便をよくすることなどが挙げられている。特にこの二つは今まさに起っていることだろう。貨幣の面では電子マネーが推し進められ、通信面では5Gなど大企業のITサービスの基盤にのるインターネットなどがある。
統一ということは一つしかないということであり、もしその一つが崩れたときはどうするのだろうか。成長のために標準化で効率を上げ、外国に遅れを取らないようにはすべきである。一方で、例えば電気が突然使えなくなったら何もできませんではいけない。
今の時点では、電気や海外のシステムにのって標準化が急務になっている。しかし、その前提が崩れたときの対応の準備がいる。今回のコロナで世界中がそれは実感しているはずだ。(399字)
綾野